私はこのブログでも散々、今後の日本の衰退ぶりを考えると、海外からの売上を確保するべきだと口を酸っぱくして言っている。
しかし、ほとんどのアトツギの中小企業は、何故か海外展開を考えない。インバウンド需要で国内での売上で満足してたり、企業の成長を考えていなかったり、スタッフの給料を上げようという意思がなかったり、色々な理由はあるだろうが、とにかく行動しないアトツギのなんて多いことか。
考えてみてほしいのだが、日本国内はこれからどんどん人が減る。残った人間も高齢者ばかりで、自分がいつ死ぬか分からないからやたらとお金を使わず貯金ばかりする。
インバウンドは今後はある程度は安定的な数字を見込めるかもしれないが、耐久消費財みたいな商材を扱っている会社やBtoBの会社では期待できない。
一方で為替を考えてみると、今年は日米の金利差が縮まり多少円高になる可能性があるが、長い目で見ると円安傾向には間違いない。
そう考えると、海外で売上を上げた方が円に換えると有利に働くと言える。
今の時代、ECやWeb面談が可能なため、簡単に越境ビジネスができるのだ!
逆の立場にはなるが、私もベトナムから営業され、Web面談を通じて商談され契約し、そのサービスを今も利用している。
正に、これだ!このやり方を真似して、海外に打って出れば良いんだ!
今やWeb面談なんかは普通に行われるようになった。コロナで世の中が変わったことの1つだ。
英語を喋れるスタッフが一人いれば良い。正社員で雇わなくても育休ママとかで英語を話せる人を探せればいい。
ネットを使えば意外と見つけられる。見つからなかったとしても、Google翻訳などで充分だ。どうしても面談でバイリンガルが必要なときだけ業者に通訳を頼む方法もある。そんなにべらぼうに高い料金になることは無い。
契約書だけはお金かけて十二分に気を付ける方が良いが、それ以外では言葉が通じればそれで良い。
とにかくやってみるか、やらないか、その差だけだ!
資料は当然、英語で作り込んでおく必要があるが、これもGoogle編訳で充分だ。
円安だからこそ海外から見たら日本に発注するメリットがあったりもする。
例えば、私の業界ではエンジニアが1カ月稼働する時間を1人月と呼んで、その金額で請求するのだが、これが円安効果で日本に頼むと安く済むのだ。
しかも、日本クオリティは信頼がある為、日本というブランドはまだ使える。
そうすると、日本に発注できて安く済むなら、1度発注してみるか!となる。
1度発注してみて結果が良ければ、その後も発注してもらえるようになる。
こうやって少しずつ海外からの売上を創っていき、現地に子会社を作ってもやっていけるようになれば、子会社を作れば良いわけだ。
アトツキはこれからドンドン海外を相手に商売を広げていって欲しいものだ!