■アトツギサラリーマンとは
アトツギサラリーマンとは、2代目・後継者・アトツギ(以下、アトツギという)が社長になる前までの状態、つまり、雇われの立場でいる間のことを指します。
この間は、資金繰りを経験してないので、やはりサラリーマンの価値観にどうしてもなりがちです。
正直なところ、アトツギがサラリーマンの価値観になると、あまりよくありません。
アトツギはやはり経営者の価値観を帝王学を身につけるべきです。
とは言え、サラリーマンの気持ちが分かるのもこの間の体験があるからというのもあります。
従って、悪い意味でサラリーマン化しないように自分で意識的に気をつけながら、でも同時にいずれ部下になる人達のサラリーマンの気持ちも理解できるように日々勉強していく大切な期間になります。
■アトツギサラリーマンとして
アトツギサラリーマンとして悪い意味でサラリーマン化しないようにとは書きました。
アトツギサラリーマンの場合、難しいのが単にサラリーマンとして見られることは少ないということです。新規のお客様で、まだ気付かれてない場合は、普通のサラリーマンとして見られることもあるかとは思いますが先代社長と名前が同じって気付かれたら、まぁ普通、あ、アトツギだなと、気付かれてしまいます。
気付かれること自体は悪いことではありません。問題はアトツギと気付かれることで、いじめてやれ!と思われるか、アトツギなら長く付き合って貰えるなと思って貰えるか、分かれ道になるということです。
いじめてやれ!になることはあまり私も経験はありませんが、0(ゼロ)ではありません。
理不尽にアトツギというだけで毛嫌いする人が一定数いることは間違いありません。
取引は普通にしてくれるのですが、何かにつけて普通の人は頑張ってるんですみたいな感じの言い方をしてきます。暗にアトツギは楽して良いですねーと言わんばかりに。
そんなことは絶対に無いのですが、それをそのお客様に話ししたところで何の意味もないため、単にスルーするしかありません。
なんちゃないことなんですが、あぁ、アトツギを毛嫌いする人って一定数いるんだなぁ、と、感じさせられる瞬間になります。
アトツギサラリーマンは、普通のサラリーマンでは経験できないことも経験できます。
先述のようなことも普通のサラリーマンでは経験できませんが、逆にアトツギなら末永くお付き合いできるなと思って頂けると最高です。
その場合は、本当によくして頂くことが多いので、感謝の気持ちを常に持ち、一定程度には取引先の担当者や責任者と仲良くさせて頂くことができます。
また、アトツギだからと責任者や社長あるいは取引先のアトツギを紹介頂くこともあります。確かに、こういう点ではアトツギサラリーマンの方が得かもしれません。
しかし、そこから末永くお付き合いして頂けるかどうかは、アトツギの性格や努力にかかっています。
■給料はお客様が払って下さっている
アトツギサラリーマンが気をつけなければならないのは、給料は会社が払ってると思うようになってはいけません。
給料はお客様が払って下さっていると常に思うことが大切です。
お客様から頂いたお金(売上)を社長や役員が配分を決めてるだけです。
なので、アトツギサラリーマンは、給料に不満があるときは、お客様がまだまだ大満足してるわけではないんだ!お客様にもっと満足して貰う為にはどうしたら良いのか?と考える思考回路、価値観が必要ですし重要です。