2022.03.23

2代目・後継者・アトツギの為の銀行との付き合い方



会社を経営していく上で銀行とはお付き合いしなければならない特別な取引先となります。
また、会社を経営していく上で銀行から融資を受けることはよくあることです。

 

しかし、融資を受けたいときに融資を受けることは中々大変なことです。これは、経営者ならほとんどの人が経験していることでしょう。
よく銀行は、晴れてるときに傘を貸して、雨が降ってるときに傘を取り上げると言われます。

 

その通りです。

 

これは色々あると思いますが、銀行も民間会社であるから、ある意味仕方ありません。私個人は、財務諸表や信用情報だけを見るのではなく、その会社の可能性やビジネスプランの将来性などを経営者の目線で見られない銀行員および銀行の怠慢としか思いませんが、これが現実だから仕方ない。

 

なので、二代目・後継者は先代や会社の信用がまだあるうちに、晴れてるときに傘借りて二代目・後継者としての信用を作り上げるしかありません。
今の時代、昔に比べると借り入れ以外にも資金調達方法が増えてきましたが、まだまだ銀行からの融資は大切です。
少なくとも、土砂降りの時に傘を剥ぎ取られることが無いぐらいには、銀行とはお付き合いしなければなりません。
銀行に頼らない経営をしたいところではありますが、いつ何時、資金が必要になるかはこのご時世分かりません。

 

百年に1度のなんちゃら、という話しが最近よく出てきますよね。
百年に1度の疫病(新型コロナウイルス)、リーマンショック、100年に1度のイノベーション(例;自動車産業)、100年に1度の天災などなど。
こんなに100年に1度のことがここ十年ぐらいで重なって起きてしまうのならば、今まで以上にいつ何時、資金が必要になるか分かりません。

 

潤沢に余剰資金があればいいですが、そうじゃないなら、やはり、銀行から借入する必要があります。
借りたいときに借りられるように二代目・後継者は、先代や会社の信用がまだあるうちに二代目・後継者が社長である会社の信用作りを始めておきましょう。