2022.04.21

商売の基本


■商売の基本

突然ですが、あなたは家族や友人が笑ってる姿を見て自分も楽しくなることありませんか?

人は他人の表情や動きを見て真似をする本能が身についてます。あくびが良い例で、あくびってうつりますよね。隣で友人があくびをしてたら、自分もあくびをしてしまう。

これは、小さい頃に人の脳が発達する上で、親や周りの人の動きや仕草を見て、それらを真似をして早く知能が身につくように本能に機能として生まれつき持っています。

これは感情そうで、親が悲しければ子供も悲しくなりますし、親が楽しそうなら楽しくなります。

この脳が発達する機能が大人になっても残っていて、家族や友人が喜んでいると自分も楽しく感じてしまうのです。

では、商売に置き換えてみると、商品やサービスを提供することでお客様が喜んで頂ける姿を見て自分も嬉しくなる。これが商売の基本でしょう。

大きく商売を考えてビジネスとして考えたとしても、人類が進化し人々が生活の質を向上させる事を考えるとワクワクする。こう感じることもできますね。

■自分のことしか考えてない人は商売には向いてない

最近の傾向として、自分の権利ばかりを主張して何をして貰えるかばかり考えている日本人が本当に増えたと感じています。これは、GHQのWPIGから始まった流れの中での、それを悪用した日教組やマスコミ等の教育、洗脳戦略が今にも至っていると思いますが、この話は置いておいて、何が言いたいかというと、人を喜ばせることで自分も喜べる人でないと商売として長続きしないと言うことです。

自分が作ったそばを食べて貰いたい!と言う承認欲求から始まったとしても構いません。だけども、そこで食べて貰った後、おいしかったよ!とか言って貰えるとうれしいですよね。

自分が世の中に何を提供できるのか?今はインターネットを使ったりして形は変えていますが、世の中に役に立つ何かを提供しないと商売は成り立ちません。

例えば、ブログのアフィリエイトで儲かっているとしても、それは、読者が喜ぶブログを書いているかであって、そうじゃなければアフィリエイトで稼ぐことはできません。

Youtuberだってそうです。視聴者に喜んでもらえなければ、再生回数は増えません。再生回数が増えなければYouTubeで稼ぐことはできません。

■2代目・後継者・アトツギは商売の基本を忘れがち

2代目・後継者・アトツギ(以下、アトツギと言う)は、社内に目が向くことが多いので、商売の基本を忘れがちです。しかし、商売の基本である「世に何かを提供して喜ばれることで自分もうれしくなる」事を忘れてはなりません。

これは、顧客に対してだけで無く、取引先、スタッフ、場合によっては地域に対しても言えることです。

この基本姿勢が「感謝」という形に変わったとき、初めてアトツギとしての資質が成就されたと言ってもいいでしょう。

2代目・後継者・アトツギが派閥争いや兄弟で争っていたとしたら、尚更、この基本を忘れてしまいがちです。

そうならないように、常日頃から顧客の喜ぶ姿やスタッフが喜ぶ姿などを見られるように日々、努力していくことが肝要です。