■会社の存在意義と役割
少し哲学的な話になってしまいますが、会社の存在意義と役割とはなんでしょうか?
これは持論にはなりますが、会社とは、そこで働くスタッフの夢や目標を達成するための器であり、その結果、取引先や地域に貢献し、会社のビジネスプランを実現させていくものであると思っています。
従って、会社のビジネスプランやビジョン、経営理念と各スタッフの夢や目標が一致してないといけません。スタッフが夢や目標という明確な形で持っていなくても大丈夫です。スタッフが好きなことやりたい事があれば、そこから上司なり会社なりが夢や目標に置き換えてあげれば良いだけの話しです。少なからずとも、会社の事業分野あるいはその人がやるだろう、やっている仕事が好きだ、もしくは、この会社が好きだというのはあるはずです。これらがなければ、すぐに辞めてしまうでしょうからね。
■スタッフのやる気を引き出す
経営者は、常にスタッフがどうすればやる気になって仕事をしてくれるか、そして、利益出してくれるかを365日24時間考えてるはずです。
スタッフのやる気を引き出すには、スタッフの夢や目標を達成できる環境を創り出していくことが1番動機としては強いものです。必ずしもではありませんが、傾向としては、男性は長期的な夢や目標を女性は短期的な夢や目標を心の底から達成したいと思うような環境を創られれば、必ず、スタッフはやる気を出し、仕事に励んでくれます。
では、どうやってそのような環境を創り出せば良いのでしょうか。これはベタですが、経営理念やビジョン、あるいは、ビジネスプランを何度もスタッフと共有する事です。朝礼でも良いですし、毎週の定例会でも良いですし、月末や期末など、区切りの良いときにでも良いですし、何度も何度も共有します。
また同時に現場を把握し、スタッフとのコミュニケーションを常日頃から頻繁に取り、その度にそのスタッフの好きなことや夢や目標などを聞き出し、考えさせることです。
■ビジネスプラン
会社のビジネスプランは、会社の道しるべです。いつまでに何をどのようにして達成させるのか。その為の資金はどうするのか。などの詳細が書かれた計画書です。
3年の中期計画や今期の計画、銀行に提出する融資を受けるためのビジネスプランなど、ビジネスプランは色々ありますが、共通してるのは、全て、いつまでにどんな会社になっていたいのか、が書かれてあると言うことです。
また、計画を達成するために、どのような方法を使って、どのくらいの資金が必要かが書かれてあったりします。また、その資金を外部から調達するのか、それとも売り上げの中から捻出するのかによっても売り上げの計画が変わってきます。
そして、このビジネスプランが実現可能性が高いこと、スタッフの夢や目標を実現させるための器として機能すること、地域の発展に貢献していること、場合によっては銀行も納得させなければなりません。これらを吟味して計画を立てていかなければなりません。これらを実現させて初めてビジネスプランと言えます。
ビジネスプランができあがったら、行動するのみです。定期的に計画と進捗度合いをチェックしながら、ズレが生じてきたら、新たな手を打つか、計画を修正するかしなければなりません。そうこうしながら、ビジネスプランを達成させることによって会社を発展させていくことができるのです。