2022.05.20

デジタル化の波



■政府がようやく本腰を入れ始めた

数日前、民事裁判を完全オンライン化するというニュースが流れていました。ようやく政府、行政も本腰を入れてデジタル化を推進するようになってきました。

これに呼応するように企業も段々とデジタル化していくものと思われます。

政府がデジタル化を進めていくと、当然のことながら、県や市町村も本当に少しずつですが、デジタル化していくものと思われます。

そうなると、入札を始め、行政と取引してる企業は否応なしに、デジタル化しなければ仕事にならない状態になります。

結果的に企業も徐々にデジタル化の波にのまれることになるのです。

■デジタル化による企業のメリット

デジタル化による企業のメリットは、コストダウンやFAXや紙を使わなくなることだけに限りません。

例えば、今回のような緊急事態制限などが発出されて、原則、リモートワークに移行しなければならないときにでも即対応できます。

また、紙だとコピーしなければ複数人と共有することが難しかったりしますが、デジタルだと何億人にでさえ共有することが可能です。

デジタル化により、数字では見えないメリットが多いことも事実です。



■クラウドファースト、スマホファースト

数字を入力したり、文字を入力したりするのにキーボードがあると便利ではありますが、最近はクラウドファースト、スマホファーストになっており、段々とPCが不要な環境が増えてきてます。

とは言え、やはりキーボード入力があるのは便利なので、タブレットやスマホにキーボードをBluetooth接続させてキーボードを使ったりします。

しかし、ここでもWindowsPCに代表されるようなパソコンは不要です。

また、ペン入力で手書き文字をデータに変換したり、手書き文字そのものをデータとして保存したりするようなシチュエーションも増えてきました。

一方で、AWSやAzureのようにクラウドで色々な機能やソリューションを使えるようになっきたので、システムの開発や構築は最小限で済むようにもなってきました。

これらを組み合わせれば、今までみたいな自前でサーバーやパソコンを持ち、ごりごりプログラミングをして、日々メンテナンスもやるような、そういう重たいシステムを導入する必要は完全に無くなりました。

普段使ってるスマホで、おそらく日々の7割~8割は現システムの代わりが可能であり、残りの2割~3割のうちの半分以上は、スマホにキーボードがあれば可能になるとおもわれます。

これにタブレットやペン入力があれば98%はフロントエンドのシステムは置き換えができるはずです。

また、バックグラウンドのシステムについても、クラウドベースを基本的に導入していけば、開発費用も今までの半分、導入にかかる日数も大幅に減らせます。

この様に、クラウドとスマホ(モバイル)ファーストで、劇的なコストを下げて今のシステムを置き換える事ができます。

■社内情報共有

デジタル化のメリットに、社内の情報共有が上げられます。例えば、今日の上司のスケジュールを把握し、上司に相談する時間帯を考えて資料を完成させるタイミングを考えたり、MTGを開きたい時に全員が空いてる時間をシステムに探させて自動的にその時間帯にMTGの時間をオファーさせることが可能です。

また、社内のe-Learningで動画を使って一斉に社員に教育をしたり、報告書や顧客情報などを情報共有したりもできます。

更に、データサイエンティストなどが分析した解析したレポートなども共有できる為、色々なシーンでのデータの活用ができます。例えば、営業で金曜日は規模の小さい店舗に話しをした方が決まりやすいというデータ解析結果があったとすれば、金曜日は規模の小さい店舗に重点的にアポを取りに行くことができます。

データ解析については、BIソフトなどを使えば、自分なりにデータの分析や解析も可能です。

■AIの活用が企業の生命線となる

データサイエンスとAIの活用が今後10年から20年の企業活動の生命線となることはまちがいないでしょう。

特にAIは、最近では誰でも造ることもできるようになってきたため、その活用が色々なシーンで見受けられます。

特にスマホやカメラなどにもAIが実装されるようになってきたため、無意識にAIを活用してる人も多くいます。

企業においても、例えば、AIカメラを駆使し、ある商品を手にしたが買わなかったデータを集めることが出来ます。普通、コンビニではPOS情報で何がいつも誰にどのくらい売れたかという情報は集まります。しかし、買わなかった商品と情報はPOSではデータを集めることができません。カメラにAIを実装させることができるようになったからこそ、集められるデータになったわけです。

また、AIカメラを使えば、顧客の店舗内での動線解析も可能になります。どの位置にどの棚を並べればいいのか、何段目にどの商品を配置するべきかなどの解析も可能です。

この様に、企業にとってもAIの活用が活発になり、企業活動においてもAIの活用が必須、生命線となりつつあります。

 



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